懐石 辻留

 

 

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辻留の始まり

初代、辻留次郎が裏千家の家元に手ほどきを受け、京都に店を構えたのが辻留の始まり。

茶道裏千家より出入を許される、懐石料理の名門です。

その深い味わいを引き出す術は、明治時代から三代にわたり、現在の辻留主人・辻義一氏に引き継がれています。

 

商品について
懐石料理は、一椀の濃茶をおいしくいただくための料理。

旬の食材、その食材の持ち味をいかし、おもてなしの気持ちで一人でも多くのお客様の“ほっとした気持ち”を引き出せればと思っております。

夢は大きく、全世界へ懐石料理のおいしさ、日本の茶の湯の文化を広める事です。
 
 
 


 

 

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女将 辻 育子さん
文学部外国語学科英語専攻 1986年卒業

(企業情報)
HP:http://www.tsujitome.com
〒107-0051
東京都港区元赤坂1-5-8 虎屋第2ビル B1
TEL:03-3403-3984(定休日:日曜)



 

 

【辻 育子さんに伺いました】
玉川での学びについて

 

Q.玉川学園に入学された動機(学問分野への興味・なぜ玉川か)をお聞かせください。
A.小・中・高と過ごした東洋英和と同じキリスト教に基づいた自由な校風が自分に合っていると思い志望。
楽しい時も苦しい時も前向きに楽しくのモットーの精神が惹かれた一番の動機です。
Q.どのような学生でしたか? 学ばれた内容や打ちこんだことなど、思い出をお聞かせください。
A.一緒に笑い、一緒に泣き、たくさんの話をし、聞き、いつも友人達が周りにいました。そして、今でもその友人達と繋がっています。友人達からその当時、そして今までたくさんの学びをいただいております。
Q.学生生活の中であなたが『玉川らしさ』を感じた出来事をお聞かせください。
A.信念を持ってのやりたいことの意思を尊重し協力を惜しまない大学4年の数か月、NYの子供のキャンプのボランティア、卒業するためのテストの代わりの論文を与えてくださった先生方、いない間の授業のキャッチアップの協力くれた友人達!無事卒業でき、その数か月のNY生活が今の自分にすごく活きてる素晴らしい体験でした。

現在の仕事について
 

Q.現在の仕事を選ばれた動機をお聞かせください。
A.10年間、日本IBMで会社の仕組み、仕事への取り組み方、お客様に満足していただく事での達成感他、たくさんの学びをさせていただき、時期が来て家業に入りました。小さい頃より家の(辻留)手伝いをしていたので、自然の流れで今に至ります。
Q.現在の仕事内容についてお聞かせください。〔難しいこと・やりがい〕
A.京都に本店を構える懐石料理屋、辻留の赤坂店でお客様をお迎えしております。お客様から『また別の季節に来ますね!』の一言をいただけること目指しております。
Q.玉川で学んだことは、今の職場でどのように活かされていると思いますか?
A.上手くいったときは皆で笑い達成感を共有すること、そして上手くいかなかった時は全力でリカバリーを考え、くよくよしない力を玉川で得たような気がいたします。
Q.卒業後、玉川だからこその利点(人脈など)を感じることはありますか?
A.店のスタッフに言えないような悩みや困ったことを相談し、そして解決してくださる同業の先輩がいらっしゃいます。普段は恥ずかしくて言えないような話も親戚のように親身になって下さいます。

商品について
 

Q.今回出品された商品の特長やこだわっている点などをお聞かせください。
A.瓶詰…丹波の黒豆を柔らかく煮、密に自慢の一品、他4種類どれもおすすめです。
食事券…季節ごとに旬の食材をその持ち味をいかした懐石を個室でゆったりとお楽しみいただけます。
Q.商品完成までのご苦労などについてお聞かせください。
A.瓶詰はすべて手作りで作業しております。季節ごとに素材ごとに毎回分量他も違います。創業は私のひい祖父、150年前と同じ味はもちろんのこと、盛り付け他、見た目も変わらない努力をしております。
Q.今後の目標・夢についてお聞かせください。
A.懐石料理は一椀の濃茶を美味しくいただくための料理。旬の食材、その食材の持ち味をいかし、おもてなしの気持ちで一人でも多くのお客様の『ほっとした気持ち』を引き出せればと思っております。夢は大きく全世界へ懐石料理の美味しさ、日本の茶の湯の文化を広めることです。

同窓生にメッセージ
 

Q.玉川っ子へメッセージをお願いします。
A.国際社会へ本格的に突入、英語は必須、外国へ行くチャンスも増えていく中、日本人が日本の文化を少しでも外国へ伝えてほしいです。外国できちんと日本文化を知った日本人でいてほしいです。歴史・美術館通い…すべてを一気に学べるのが『茶の湯』です。一生続けられる趣味としてだけでなく、日本の季節感、軸や茶碗の美術品や歴史、たくさんの日本文化を身近にふれることができ、体験でき、考えさせられます。