教育・研究への支援
2004年度より玉川大学と玉川学園K-12(幼稚園から高等学校まで)の教育研究活動への支援を主旨として設置された寄付制度です。
この寄付事業は広く一般に募集し、寄付者の意向により本学園が設置する玉川大学及び玉川学園K-12の教育事業並びに研究事業に関する必要な経費(経常的経費)に充当させていただきます。
「教育」と「研究」の両輪で進化を続ける玉川学園
教育から研究へ、研究から教育へ、友好的に還元される循環型の仕組みが、玉川学園を支えています。
教育への取り組み
時代を先取りした大胆な教育改革
進化の歩みを止めない玉川学園の教育
玉川学園は、幼稚園から大学院までワンキャンパスに集う総合学園としての環境を活かし、一貫した「玉川学園K-16」の教育活動を実践しています。
時代に先駆けて、幼小中高の学校の枠組みや、大学の学部間の壁を越えた学習を取り入れています。
例えば、K-12(併設校)では「お米の学習」の時間を設け、学内の田んぼにおいて、農学部の学生や教職員とともに田植えや稲刈りなどを行います。
子どもたちにとっては、自分たちで植えた稲がお米になるまでの過程を観察できる貴重な機会であり、学生にとっては子どもたちに教えるという体験ができるのです。
このように、ワンキャンパス内で繰り広げられる学びは、園児・児童・生徒・学生の成長を支えています。
知的好奇心や感性、研究心を大きく刺激し、学習意欲と真の学力を高め、人間としての教養や品格、コミュニケーション能力など、教科学習だけでは得られない人間の素地をはぐくむことにつながると考えています。
どのような場面でも堂々と立ち振る舞い、世界に通用する人間性の土台を養っていきます。


研究への取り組み
社会に貢献する最先端研究の数々
玉川学園の教育にも還元される循環型研究
世界をリードする最先端研究は、大きな注目を集めています。
Future Sci Tech Labでは、2010年の開設以来、LEDを使った無農薬ハイテク野菜作りの研究に取り組み、その研究成果をLED農園で生産し、事業として社会に送り出す仕組みを作りました。
生育過程においてLED光のバランスを細かく調整することで、栄養価が高く、さまざまな風味や食感が楽しめる「夢菜®」ブランドは、高品質、安全生産により、市場で高評価を得ています。
総合食料自給率37%の日本において、農産物の生産工場は喫緊の課題であり、全国に野菜生産工場が増設される中で、数少ない黒字化達成の施設であることも、国内外から注目されるゆえんです。
他にも量子情報科学研究所で開発された新量子暗号の実現化の研究、閉鎖環境のアクア・アグリステーションでのアワビ養殖、AIBot研究センター、脳科学研究所など、多数の研究が学内で進められており、研究の成果や利益は、玉川学園の教育改革や施設などの環境整備に還元され、循環型の研究としても注目されています。







