銀座あけぼの



 



銀座で生まれ育った菓子屋


銀座あけぼのは銀座で育った菓子屋です。

まだ焼跡の匂いが残る終戦直後、銀座四丁目交差点近くに冬はおしるこ、夏はカキ氷の店として誕生しました。

創業以来、時代やお客様の好みの変化とともにつねに新しいことに挑戦し、喜んでいただくことで今日までやって参りました。

お菓子が満たすのはお腹ではなく心。

今を生きるお客様の心を満たしつづけること、それが私ども銀座あけぼのの仕事です。

 

企業紹介用.jpg


 

 

pw kaitori_2020.jpg


代表取締役 細野 佳代さん(左)
文学部教育学科 1986年卒業

 

取締役 植草 英一郎さん(右)
高等部 1990年卒業

 

(企業情報)
HP:http://www.ginza-akebono.co.jp

〒103-0007
東京都中央区日本橋浜町2-39-2
TEL:03-3668-9151

 

 

【細野 佳代さんに伺いました】

玉川での学びについて
 

Q.玉川学園に入学された動機(学問分野への興味・なぜ玉川か)をお聞かせください。
A.両親のすすめと創設者小原國芳先生の全人教育への興味からです。
Q.どのような学生でしたか? 学ばれた内容や打ちこんだことなど、思い出をお聞かせください。
A.表面的ではない人と人のつながりを先生、友人から学びました。また、大学時の教育実習での学びは自身の価値観に大きな影響を与える学びとなりました。
Q.学生生活の中であなたが『玉川らしさ』を感じた出来事をお聞かせください。
A.高校入学後はじめての音楽の授業で全生徒が大声で歌うことに驚きました。自分も歌ってみたら、楽しいし、気持ちよい!体を使い全力で表現することの楽しさを知った出来事でした。そのほか、「労作」「自由研究」「第九」なども玉川ならではの素晴らしい体験でした。

現在の仕事について
 

Q.現在の仕事を選ばれた動機をお聞かせください。
A.家業であったことと、食べることが大好きだったので。
Q.現在の仕事内容についてお聞かせください。〔難しいこと・やりがい〕
A.和菓子・米菓の製造販売を行う「銀座あけぼの」を経営しています。
お客様に喜んでいただけることが一番のやりがいです。
また、組織を運営することは驚き・悩みも多いですが それに勝る喜び・やりがいがあります。
Q.玉川で学んだことは、今の職場でどのように活かされていると思いますか?
A.「人生の最も苦しい いやな 辛い 損な場面を真っ先に微笑みを以って担当せよ」の言葉にはいつも助けられています。また、教育実習で「子供に教えているつもりが教えてもらっていた」と実感したことは「今、起こっていることから学ぶ」という考えに変化しましたが 活かせていると思います。
Q.卒業後、玉川だからこその利点(人脈など)を感じることはありますか?
A.時々、思いがけず卒業生の方とお仕事する場面があります。なぜか急に肩の力が抜けて、自分らしくいられます。

商品について
 

Q.今回出品された商品の特長やこだわっている点などをお聞かせください。
A.味の民芸:お菓子の「民藝」であるために、日々の暮らしの中で味わうお菓子にもほんとうの美味しさ、美しさ、楽しさを実現したいと素材を選び抜くこと、製法を極めること、手仕事をいとわず丁寧に作ることにこだわり続けてきました。 誕生依頼40余年変わり続けてきた変わらぬ美味しさ、その最新で最上の味わいを楽しんでいただけたら幸いです。

それぞれ:もち米は国産の「みやこがねもち」「ひよくもち」のみ。海苔、昆布、黒大豆なども国産素材で美味なるものを探し、他にない美味しさ、楽しさ、深みを追求しました。おかきの形、彩り、パッケージは、日本古来の和文様から数字にまつわる文様をもとにデザインしました。それぞれの文様には召し上がっていただいた皆様が幸せでありますようにという想いと願いをこめております。
Q.商品完成までのご苦労などについてお聞かせください。
A.米菓は日本の伝統的な菓子ですが、それ故に地味だったり、味わいが限定されてしまう部分もあります。良さはしっかりと残しながら、今のお客様が満足する味わい、見た目にするためにどうしたらよいのか、いつも時間をかけています。
Q.今後の目標・夢についてお聞かせください。
A.お菓子は心を満たすもの。お客様の心が温かくなったり、幸せになれる和菓子・米菓を提供してきたいと考えております。

同窓生にメッセージ
 

Q.玉川っ子へメッセージをお願いします。
A.思いきり、学生時代にしかできないことを楽しんでもらいたいです。それは必ず人生に役立つと思います。